GTS3Mの調整方法について

スピードキューブを始めて早1年。驚異の1日平均5.7ソルブでようやくsub20を達成したド底辺高専キューバー。自己紹介するとこんな感じになる。
今日はそんな底辺キューバーが編み出した“GTS3Mの調整方法”について執筆したいと思う。もちろん筆者の持っている情報量は少なく、他の記事と内容が被ってしまうかもしれないが、それはご了承頂きたい。それから筆者は記事を書くこと自体初めてである。高専生特有の拙い日本語になっていると思うが、ご了承頂きたい。もちろん伝わりやすいよう、努力はするつもりである。では前置きはここで終わらせて、本編に行こう。


現在、354Mや356Xなど、GTS3Mに勝るキューブがいくつか販売されている。では何故GTS3Mなのか?それは筆者はGTS3Mが好きだからだ。GTS3Mは調整次第で354Mに劣らないと思っている。
ちなみにこの調整方法だが、GTS3M以外のキューブでは実力を十分に発揮できない。応用出来ない訳ではないが、GTS3Mのようにキューブの性能が大きく上がらないのだ。だからこの記事は“354MよりGTS3Mの方が好き”なごく一部のキューバー以外には需要がないのかもしれない。
が、GTS3Mを持っているキューバーには一度試して欲しいのだ。


という訳で調整方法について説明していこう。GTS3Mには覚醒する締め具合がある。この締め具合になるように調整出来ると、キューブの内面の壁同士がぶつかるような感覚が格段に下がるのだ。緩すぎてもキツすぎてもダメで、キツイとキューブの自由度が下がって壁にぶつかる。逆に緩いとキューブに遊びができて壁にぶつかる。この間のポイントを探るのだ。これはかなりシビアなので、見つけるのに2ステップの調整を行う。
と、その前にキューブの掃除を行なって欲しい。潤滑剤はまだ入れなくていいから、バラして掃除して組み立てて欲しい。
それでは調整していこう。第1ステップではおおまかな調整を行う。覚醒するポイントに近づけるのだ。これをキューブのピボットのしやすさで見つけるのだ。
まずは2つのネジの調整を行う。クロス色の面を下にして45度U’して内面に親指の腹を当ててURFコーナーのU面に人差し指を当てて、そのまま45度Uする。この状態で時計回りに120度捻ってみよう。この時、コリっとピボットするくらいが丁度いい。緩めすぎるとコリっとした感覚がなくなる。そのちょっと手前くらいがいい。

https://twitter.com/maru_lube/status/1071957166326599681?s=21

同じようにU面の残り3つのコーナーも捻ってみよう。今度はクロス色の面を上にして同様に4つのコーナーを捻ってみよう。これを参考に2箇所のネジを調整する。
次は残り4つのネジを調整する。これは例えば「URFコーナーとULFコーナーが緩いならF面を締める」という感じで調整していく。これを繰り返して8つのコーナーのピボットしやすさを大体同じになるように調整する。これで第1ステップは終了だ。

次に第2ステップだ。ここでは壁にぶつかる感触が少なくなるようにひたすら回しこんで微調整する。筆者は
(R’ U R’ R U’ R)x2という風に回して壁にぶつかる感触がなくなるまで微調整を繰り返す。
この時緩くてもキツくても壁にぶつかる感触があるので緩いのかキツイのか判別しずらい。そんな時は第1ステップで行ったようにコーナーを捻ればいい。調整したいコーナーが他のコーナーより緩いかキツイか分かれば、緩めればいいのか締めればいいのかが分かる。
これを繰り返して8つのコーナーが壁にぶつかる感触がなくなるようになれば第2ステップは終了だ。

最後に潤滑剤を入れよう。個人的にはDNM-37がおススメだ。この潤滑剤はMaru Lubeより長持ちするし、より軽くなる。10ml1300円と少々高価だが買う価値は充分にある。
潤滑剤塗布直後のGTS3Mは軽すぎて強めにUするだけでU3してしまう程だ。

https://twitter.com/maru_lube/status/1065808199503142913?s=21

GAN standard lubeなどの重くなる潤滑剤を入れてもいいが、一晩置いておくだけでいい具合の軽さになってくれるから筆者は重くなる潤滑剤は塗布していない。

以上でGTS3Mのメンテナンスは終了だ。さあ354MとGTS3M、どちらが回しやすいだろうか。是非一度試して頂きたい。ちなみにこの調整だが、筆者は2時間くらいかけて調整している。第1ステップと第2ステップそれぞれ1時間ずつくらいだ。だんだんキューブが良くなる感じがたまらないのだ。母親にこのことを話すとおかしいと言われてしまったが...。

この辺りで終わりとしましょうか。
それではみなさん、良いキューブライフを!